2011年12月9日金曜日

今年最後です。

こんにちは。日本海側は雪の予報もでていましたけど
東京はそれほど寒くないですね。

震災から9カ月が過ぎて
被災地のみなさんたちはどうされているのでしょう。
東北には冬を越すために
歴史的に積み重ねられてきた
たくさんの智慧があるから
私なんかが想像するより
ずっとたくましく生活されているのでしょうか。
現状を知ったり、心配したりしかできませんが、
穏やかに年末年始を迎えられますように。

カウンセリングルームも今年は今日が最後です。
みなさんにとって、今年はどんな一年だったでしょうか。

専門学校特有の数々の試験に合格されたみなさん、
今年はいい結果がでなかったみなさん、
みなさんが進む道にはいろんな出来事がありますね。
それがどんなものであれ、
みなさんはそこで固定されてしまうなにかではない。
もっとずっと変わりゆく人たちです。

どうかひとつひとつの出来事が
みなさんの可能性を広げてくれますように。

どうぞそれぞれ素敵な年末年始をお迎えください。
(クリスマスもね!)
来年、お会いできるのを楽しみにしています。

追伸:駅伝にでるみなさんもがんばってくださいね!

2011年11月11日金曜日

背景

みなさん、こんにちは。
いいお天気ですね。

ランチタイムはごはんを食べにでる人をたくさんみかけますが、
みなさん上着も着ずに、名札もさげたままで、
仲間と一緒に楽しそうです。
御茶ノ水は学生の街でもあるけど、
社会に出てもリラックスしたときの表情は若い子たちと
変わらないものですねえ。

だからなにというわけではないのですが
力が抜けている姿をみると
こちらまでホッとした気になるし、
なんとなく空気が明るくなる気がして。
いいなぁ、と思いながら歩いてきたわけです。

この時期は木々が赤や黄色に彩られてるから
なおさら人と景色がなじむのでしょうね。
この時期なら、暗くても、悲しくても、ピリピリしてても、
景色がそこに素敵なストーリーを与えてくれる気さえします。

いつもいろんな表情をみせてくれる皆さんですが、
それも背景によってずいぶん違ったふうにみえるのかもしれません。
ときにはみなさんも、ただそのまま、無理をせず、
自分の見え方を周りの景色に委ねてみるのもいいかもしれません。
そうすると逆に、意外としっくりくくる自分が見つかったりして、
と思ったりもします。

週末もよいお天気みたいです。
どうぞお元気でいらしてくださいね。

さからわない。

こんにちは。雨ですね。
11月の雨も「秋雨」っていうのかしら・・・。

雨だし、寒いし、濡れるし、荷物重いし、
とかぶつぶつ言いたくなったり、
こんな日はなんとなく気持ちがどんよりしがちかもしれませんね。
私は今日、そんな気分でしたよ。
でもふと顔をあげたら紅葉がしっとりきれいに色づいていて
ちょっと「ごめんなさい」と思いました。

自然ってすごいなと思うのは、
なによりもその静けさと力強さに対してです。
私たちが癒され、守られ、ときに脅かされる自然。
わたしたちが自然から学ぶべきこと。
まずそれは何よりも自分に与えられるものにさからわない、
ということなのかもしれません。

私たちは、
貪欲になるのも迎合するのも拒否をするのも自由、
という権利をもっていますが、
自分の本来の気質や体質などの性質に素直でいることは
果たしてできているのでしょうか。

今の問題に対処していくこと、
やるべきことをやっていくことは大切でしょう。
でもそれは今の、そしてこれからのみんなにとっても
幸せなことでしょうか。
たまーにそんなことに迷ってみるのも
秋らしくていいかもしれません。

どうぞお身体に気をつけて。
少しずつ冬を迎える準備ができるとよいですね。

2011年11月4日金曜日

体験

こんにちは。いよいよ11月!
と思ったけど、11月ってそんなに特別な感じしないですよね。
そうでもないですか?
暖かかったり、寒かったり、お洋服のチョイスも難しいし・・・
あっ!そういえば、紅葉がありました。

紅葉はそれまでの日光や温度など、
木々にとって、いわば体験の総決算?
集大成、というのでしょうか。

みなさんと同じですね。
専門学校は日々の勉強が
そのまま反映してしまうから大変ですよね。

でも反対に、分野がしっかり決まっているから
地道にやっていただけなのに
自分でもびっくりするくらい良い結果を出せた、
という人もいますね。

もし木だったら
「こんな日当たり悪くて寒かったのに
気にしてなかったらわりといい色になったぜ」
みたいな感じでしょうか。

結果というのはいつも予測不能ですが、
体験の積み重ねが大切なのはたしかでしょう。
でもその体験も「こうすればいい」みたいなマニュアルはなく、
結局はみなさんが様々な人や状況に出会うなかで
自分で選びとった行動の連続でしかありません。

選ぶ権利は自分にある、と考えるか、
誰も決めてくれない、と嘆くのか、
それもみなさんが選ぶことです。
難しいですね。

でもそれまでのプロセスを助けてくれる人はたくさんいます。
今すぐに出会えなくても、
自分が誰かを本当に必要とするときは
意外と近くにいい相手がみつかったりするものです。

体験の積み重ねは確実に力になりますが
結果にすぐにつながらないとなれば
いろんなことは運だめしみたいなものかもしれません。
いいこともあれば悪いこともある、
その繰り返しのなか、
いつのまにか変化している自分に
気づいてあげられるといいですね。
きっとそれは以前より少し成長したみなさんの姿だと
私たちは願っていますし、
そういう姿をこれまでもたくさんみてきました。

どうぞがんばって。
応援しています。

2011年10月21日金曜日

通過点

こんにちは。
今日、いつもの散歩道を歩いていたら
木が剪定されているところでした。
そういう時期なんですね。
冬がやってきます。

みなさんも試験がはじまりつつありますね。
宅建もお疲れ様でした。
試験は色々と大変ですよね。
体力もいるし、精神的にもつらいこともたくさんあると思います。

試験なんてひとつの通過点だ、
と誰もがわかっているのに
私たちはまるでそこをゴールかのように
悩んだり、一喜一憂したりします。
体調を崩してしまう人もたくさんいますよね。

もしそれがどうしてもほしいものへ通過点だったら
それはどうしても通らなければならない場所でしょう。
でも多くの場合、その通過点はなんとなく
向こうからやってきて、私たちは受け身的にそれに出会うのです。
だから私たちは必要だと感じつつ、
やりたくない、進みたくない、もう限界だという
気持ちと戦うことになるのでしょう。

自分が本当に欲したものでなければ
私たちは強く求めることはできません。
反対に、本当にいらないものであれば
苦しい想いをしてまで、手を伸ばしはしません。

では、私たちはなんのためにつらくて苦しい思いをするのでしょうか。
たぶん、それは私たちが常に未来に懸けているからでしょう。
いつか欲しくなるかもしれない、いつかいらなくなるかもしれません、
未来の選択肢を増やしておくために
私たちは今、悩み、苦しみ、先をめざすのでしょう。

どうぞぜひがんばってください。
いつも応援しています。

2011年10月14日金曜日

見習い

こんにちは。10月も半分が過ぎました。

私は、電車に乗ると、
一番前の車掌室にはりついているのが
結構好きなのですが、
今日は、「見習い」の腕章をした車掌さんが
「指導係」のひとたち3人に囲まれて
操縦をしているのをみることができました。
あれは緊張するでしょうね。
ただでさえ狭い車掌室はギュウギュウ、
ストップウォッチをもった指導係に
あんな間近で自分の仕事ぶりをみられるだけ
かえってミスが増えそうです。

でも見習い中にそういうプレッシャーに慣れておかないと
こんなにたくさん人をのせるという大仕事に
耐えていけないものなのかもしれませんね。

みなさんもこれからいろんなところで
いろんな指導を受けることでしょう。
「こんなのは本当に必要なのか?」
という指導もあるかもしれません。
でもものは考えようです。
見方をかえればいろんなものは必要だし
いろんなものは不必要だし、
あっていたりまちがっていたりするのです。
私はそう思います。
もしどちらかにしか思えなくなってしまったら
それはちょっと危険信号です。

常に、ほかの可能性を考えること。
そのなかで自分の責任で考え判断していくこと。
カウンセリングルームはそのお手伝いを
していきたいと思っています。
どうぞお気軽にご利用ください。

2011年10月7日金曜日

自分も相手も。

こんにちは。
今日はすっきりした秋晴れですね。
体調を崩したりしていませんか?

今日みたいに暖かい日はなんだかとてもホッとします。
私は冷え症なので、冬がくるのが憂鬱でたまりません。
これまで様々な冷え症対策をしてきましたが
どうしてもその場しのぎになってしまうのは
仕方ないですね。
そんなに簡単に体質が変わってしまうのも怖いですし。

それにしても不思議なことに
私が自分は「冷え症」だと知ったのは
大人になってからです。

小さい頃から、冬になるとしもやけがひどかったり、
人から触られると冷たくてびっくりされたりしていましたが、
「こころがあったかいから」で呆れられておしまいでしたし、
どんな寒い日も元気に外遊びしていました。

なのに「冷え症」と言われたからなのか、
こういうものが「冷え症」なのか、
と知ったからなのか、
対策などとってしまったり
すっかり弱々しく(?)なってしまいました。

熱を測って「高熱」とわかったとたんに
寝込むという人もいますよね。
それと似たようなものです。

子どものころは、
体調が悪かろうがなんだろうが
やりたいことが常に優先されていた気がするのに、
今は簡単に言葉のほうに合わせてしまっている気さえします。

この前も書いたけど、
人から言われたり、何かを知ってしまうことで、
「まだイケル」という自分の可動域を狭めてしまうとしたら
それはなんだかもったいないことのように思います。

もちろん自分で見誤ったり、感覚を鈍らせて、
無理して、自分を壊してしまうことは
とっても怖いことですけど。

自分を信じるか、相手を通して自分を知るか、
両方とも大切ですね。
そもそも自分は相手を通して生まれてきたわけだし。
かといって、もはや自分は自分だけの自分だし。
難しいけど、失敗しつつ、
最大限、自分を生かせる場所をみつけていけるとよいですね。

2011年9月30日金曜日

身体とことば

みなさん、こんにちは。
今日は夏が戻ってきたようなお天気ですね。

とはいえ、秋です。
空は高く広く、
もう18時になると外は暗いし、寒いくらいです。
それに公園の木々は早くも色づき始めているし、
銀杏の臭いはするし、食欲は増してしまうし・・・
目も耳も鼻もきちんと秋をキャッチしているみたいです。

「気づかぬうちに」と私たちはよく言いますが、
実は身体は気づいてた、ということですね。

公園の木々や銀杏だって
「秋だなぁ」と思って変化を起こすわけではない、
というのは当たり前にしても、
私たちが「秋だなぁ」と思う場合、
ことばは感覚の変化の集まりに名前がついたものです。

光が眩しかったり、皮膚がジリジリしたり、
汗をかいたり、身体がだるかったり、のどが渇いたりしたら
私たちは「夏みたい」とか「夏だ!」とか思うのです。

決して「夏だから水を飲む」のではないのです。

私はこういうことをとても大切だと思っていますが、
反対にことばで感覚をごまかしてしまうことも
たくさんあるんですよね。

「自分は明るい性格だから
こんなにおちこむはずなんかない」
など。

みなさんの目はなにをみていて
耳はどんな声をきいていて
鼻はどんな香りをつかまえて
口はなにを味わって
指先や頬や足の先はなにに触れている感じがして
そして、今、本当にほしい、とか
本当にしたい、と思っていることはなんですか?

ことばはとても大切です。
でもことばありきではないはずです。
私たちはことばがしゃべれる以前から
お母さんとコミュニケーションをとっていたのですから。

身体や感覚がことばと正直につながれるなら
それはとても素敵な関係なような気がします。

今週もよい週末を。

2011年9月16日金曜日

占い

みなさんは占いを信じますか?
私はなんとなく一喜一憂します。

「気になる人と急接近」と
あるはずのないことを言われてもウキウキするし、
「失敗だらけの一日」とか言われると
その日わるいことがあったら
「占いのとおりだ・・・」と残念に思います。
たいていは、占いのことなど忘れて過ごしているのですが、
なにかあると人は理由を見つけたくなるものですよね。

たしか、私の今日のラッキーポイントは
「フランス語の名前のお店に入る」(だっけな?)
だったので「簡単!」と思ったのですが、
改めて考えたら「これはフランス語なのか??」
とわからなくなったり、だめなもんですね。

まあ、占いというのはそのくらい
曖昧に利用するのがベターなのでしょう。

最終的には信じるのは、
というか決定するのは自分ですものね。
なんだかんだ自分を育てることが近道でしょうか。

昼間は暑いし、夜は涼しいし、
なかなか調節の難しい気候ですが
みなさん、どうぞお風邪などひかれませんように。

では。

2011年9月9日金曜日

「日記」

みなさんはブログやHPで文章を書きますか?
mixiをやっている人が多いような印象があるので
日記を書き慣れている方は多いかもしれません。

私は小さい頃、日記を書いて
担任の先生に見せていた時期がありました。

いつのまにか日記を書かなくなり、
書いても三日坊主、というのを繰り返すようになってから
お掃除かなにかをしていて
昔の日記帳を何冊もみつけたことがありました。
昔、先生に見せていたあの日記帳をです。

すると今度は自分ですらそれを紐解く気がしないのです。
これはこのまま封印したい、というような
恥ずかしいような、うんざりしたような気持ちになるのです。

どうしてでしょうね。
今、こうして書いているのは
最初から「みられるもの」として書いているので
それなりに一般的なことを書いていると思うのですが、
それでも自然とことばがでてくるときとそうでないときがありますし、
公開してしまってから後悔するときもあります。

でもそれはそれで「まあいいか」と
若いころより思えるようになっているのも不思議です。

小さい頃のほうが本音を書いていたからでしょうか。
それとも年をとるにつれて図太くなってきたからでしょうか。
どちらもあたっている気がします。

大人になった今、当時、すでにおばあちゃんだった
担任の先生に感謝しています。
私はたぶん彼女だったからみせたかったし、
みてもらいたかったんじゃないかと思うのです。

ことばにすること、それを伝えることは
とても難しいな、と感じます。
でもそれを安心して預けられる人がいたら
私たちはちょっとした勇気をもって
それにトライできる気がします。

みなさんはどう思いますか?
たくさん恥ずかしい思いをしながらでも、
みなさんのことばも大切にされますように。
そして、みなさんが安心してことばを発せられますように。

試験が近い人も多いと思いますが、
9月も元気にお過ごしくださいね。
応援しています。

2011年9月2日金曜日

時間

9月が始まりました。
震災から半年、
もう、と感じるか、まだ、と感じるかは
人それぞれだと思います。
時計が刻む時間はひとつの目安に過ぎません。

たとえば、
「時間がたてば忘れる」というのも本当でしょうし、
「一生忘れない」というのも本当でしょう。

それぞれが持つ時間感覚で
それぞれの出来事を体験していくことが
大切なことのように、私は思います。

2011年7月29日金曜日

わからないこと②

こんにちは。
コースによって日程は少しずつ違うかもしれませんが、
試験も終わって、いよいよ夏休みという方が多いでしょうか。
一年生のみなさんは、
はじめての専門学校での生活はいかがでしたか?

専門学校の勉強はとても大変ですね。
私もよくわかっていなかったので、
みなさんからお話をきくたびにびっくりしますし、
「えらいなー」と思います。

私はみなさんが専門学校を
特に「ここ」を選んだ理由をよく尋ねます。
「近いから」「少人数だから」「資格がとれるから」
「親にすすめられたから」など
ありがちな理由はいくつもあげることができますよね。

ここは小さな専門学校です。
前から知っていた、という人は少ないほうだと思います。
でも、
遠いところから通っている人もいます。
一人暮らしをして通っている人もいます。
大学をでてから入学してきた人もいます。
それはどうしてでしょう。

その理由自体がどうというわけではありません。
ただ、私たちはあらためて理由を問われると
わからないことが多いと思いませんか?

あるいは、私たちは大抵のことを
自分で選択できるような年齢になったのに
自分の意思でなにかをやっている、
と感じることが少ないように感じませんか?

なんのために毎日時間をかけて通っているのだろう、
なんのためにこんな大変な勉強をしているのだろう、
なんのために・・・
とか言い出したらきりなく色々な疑問がでてきそうです。

考えれば考えるほど、
自分のこと、毎日のこと、周りのことなど、
わからないことだらけです。
それはわからなくても構わないことですし、
私たちはそれに対して仮の答えを準備することもできるでしょう。
そして、たとえそれが尋ねられるたびに変わっていく答えだとしても、
それはそれで当たり前のことなのでしょう。

専門学校というのは、
いわゆる「将来」というものが具体的で現実的に
迫ってくる場所のように思います。
資格をとるためには実際に点数をとらければならない、
卒業までの期間も二年しかない、
曖昧なものより確実なものがほしい、
そんなふうに思うときもあると思います。

でも少し考えれば
確かなことよりよくわからないことのほうが多いのが
私たちの日常ではないでしょうか。
私たちはその曖昧さのおかげで、
様々な答えがだせるおかげで、
随分助かっているのではないでしょうか。

前回も似たようなことを書いたのですが、
わからなさを無理になかったことにしないこと、
なんでかなー、なんでだったのかなー、
と考えたり悩んだりし続けること、
それだけで私たちの未来は可能性に開かれていく、
と考えるのは思いこみでしょうか。
それでもやっぱり、そうだったらいいな、
と私は思うのです。

2011年7月8日金曜日

わからないこと。

みなさん、こんにちは。
法律経済専門学校の一年生は
宅建合宿お疲れ様でした。
いよいよ最終日ですね。

仲間と勉強すると、焦りや嫉妬や劣等感など
苦しい気持ちも体験すると思いますが、
それも含めてみなさんの成長につながっていくはずです。

勉強は今後の進学や就職という形で
がんばった成果はみえやすいかもしれません。
でも今のこんな気持ちがこれからどう役に立つのか、
ということは自分にも誰にもわからないことです。
それはとてももどかしくて辛いことかもしれません。

でも、子どもの頃を思い出してみください。
暗闇やお化けは怖くありませんでしたか?
サンタさんをドキドキしながら待ちませんでしたか?
「みるな」といわれるとみたくなりませんでしたか?
そしてそういうことが
今よりずっとワクワクしませんでしたか?

なんでもかんでもわかってしまうのはつまらないことです。
どんなにもがいてもその場では知りえないことを
「知りたい」「わかりたい」と願い続けること、
簡単にあきらめないことが
みんなが先に進むドキドキワクワクになっていくはずです。

そういえば、昨日は七夕でしたね。
織姫と彦星は無事に会えたのでしょうか。
一年に一回しか会えるチャンスがない、
しかも雨が降ったら会えない、
とってもスリリングでロマンチックですね。

制限や片思いが人を育てるように
私たちもわからないことを考え続けられたら
それはきっと未来へつながっていくと思うのです。

いつも応援しています。

2011年6月24日金曜日

夏至

みなさん、こんにちは。

夏です。

早速夏バテなどしていませんか?

さて、6月22日は夏至でした。

一応、Wikipediaで確認しましょう。

(最近はなんでもすぐ調べられて便利ですね)。

『夏至(げし)は、一年中で一番昼が長い日。

二十四節気の第10。五月中(旧暦5月内)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が90度のときで6月22日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とし、日のほうは夏至日(げしび)と呼ぶ。恒気法では冬至から1/2年(約182.62日)後で6月22日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の小暑前日までである。

西洋占星術では、夏至を巨蟹宮(かに座)の始まりとする。』

-Wikipediaよりー

だそうです。

かに座のはじまりだって。

太陽や星の巡りでなにかを区切るって素敵。

私は毎年「夏至」がくると切なくて仕方ありません。「明日から昼間が短くなるのかぁ」と思うと

こんなに暑くても

なんだか「夏も終わり」みたいな気持になってきます。

一日も一週間もあっというまで

そのいつのまにかの積み重ねが「成長」とか「老い」と表現されるものになっていきます。


いろんなこと全部を意識して過ごすことなどできないから

私たちはなんとなく年をとっていくわけだけど、

季節の巡りに立ち止まること、

そして今の時点での自分をみなおすこと、

そんな瞬間があってもいいのかも、と思うのです。












2011年6月17日金曜日

適度に。

今日は一気に涼しいですね。
体調など崩していませんか?

先日、公務員を目指す1年生のクラスにお邪魔しました。
突然の訪問にも関わらず、
みなさんの気恥ずかしそうな笑顔に助けられ、
楽しい時間を過ごさせていただいたことに感謝しています。

少人数クラスは駿台の特徴だと思いますが、
ひとりひとりの顔がみえるというのは
こちらからも本当に安心なことですね。

私たちはいつのまにか集団にまみれてしまって
時折、自分の言動さえ、
まわりが言っていたことなのか、
自分が考えたことなのか、
わからなくなってしまうことがあるような気がします。

不思議ですよね。

一部が同じで、一部が違う、なんて当たり前のことなのに
人と同じであることにこだわったり、違うと気になったり。
「嘘の自分」と「本当の自分」なんて
簡単にわけられるものではありません。
単にいろんな自分がいるだけでしょう。

だからすぐに「自分はこういう人間だから」
とか決めつけないほうがいいのかもしれません。
今、「自分ってだめだなあ」と思ったとしても、
「そうじゃない自分もいるはずだからね」
くらいに、自分に対して幻滅しないことです。

外側からひとりひとり、
みなさんのことをみていると
それぞれにいいところも悪いところもあって
それがみなさんひとりひとりの魅力なんだ、
ということが簡単にわかるので
あまり心配せずに、
がんばったときは自分をほめて、
まずいことをしたときは反省をしていきましょう

カウンセリングルームも
お気軽にご利用ください。

2011年5月20日金曜日

暑いですね。

暑いですね。
夏が始まってしまったみたいです。
せめて東北のほうだけでも穏やかな気候だといいなと思うのに
今日、福島は東京より気温が高く30度の予報でした。

節電も大変ですが、
水で冷やすにもその水自体に不自由している場所はまだまだ多いですし、
果てなく続くのではないかというようながれきの撤去をしている方々、
今まさに仮設住宅を建てている方々も
この暑さでは身体が心配です。
また気温が高く、じめじめしてくると衛生面での不安も募ることでしょう。

私は時々、被災地に出向いていますが、
テレビに写るような大変さはもちろん、
現地の方にお聞きしてはじめて知るような困難もたくさんあります。

GW以降、ボランティアさんの数も顕著に減ってきているとききますし、
私たちはせめて関心を持ち続ける必要があるでしょうし、
それなら誰にでもできることだと思います。

私たちにとって一番怖いのは孤独です。
せめて忘れないこと、そしてできることをしていくこと、
それだけでもつながっていくための種をまいたことになります。
これは、見えない希望を信じて進むしかない
長く長く続く作業のひとつです。

東京にいたら、阪神大震災は遠かったかもしれない。
スマトラ地震を知っているのに、津波の脅威が
あそこまでとは知らなかった、
私たちはこうして簡単に当事者ではなくなることができます。

それでも、私たちは忘れてしまう、感じないでいられる、
ということに気づける今だからこそ、つながりの種をまくこと、
そしてそれが、私たち自身を孤独にしない術であることが
忘れられることのないようにしたいと思います。

そのためにもまずは自分自身が健康であることが大切です。
私たちは日常の生活を営むことができていますが、
それでも日々生じているはずのたくさんの困難に
みなさんのこころと身体がまいってしまわないように
一緒に予防していけたらと思っています。

カウンセリングルームは
毎週金曜日12時半から17時半まであいています。
詳しくは教務課へ。
どうぞお気軽にご利用ください。

2011年4月22日金曜日

若者たちへ。

「自分は今まで楽な道ばかり選んできた」
「逃げてばかりの人生だった」
「ひとりよがりだった」「迷惑ばかりかけてきた」
などなど。

若い皆さんがこれまでを、そしてこれからを
語るときによく使う言葉だと思います。

若いのに自分に厳しくてエライな、と思います。
その反面、「若いのにそんなこといって・・・」
と思ったりもします。
「若いのに」というのはおばさんの悪い癖ですね。

でも、実際、みなさんは若者です。
社会人を経て入ってきた皆さんであっても、
これから人生をはじめよう、
という気合の入った若者たちです。

私は思います。
まだ反省などしなくていいじゃないか、と。
「逃げるな」と言われるでしょう。
「柔軟になれ」と言われるでしょう。
私もそう言ったり思ったりするときもあります。

でもやっぱりどこかで
「逃げたっていいじゃん」
「とんがってて何が悪い」
と思ったりもします。

私たちはいずれ、
どうしようもなく逃げ場をなくすときがきます。
自分を変えざるをえない瞬間が訪れます。

だからまだ、
スタート地点に立ってまもないこの時期に、
簡単に反省したり、
簡単に変わろうと宣言するのではなく、
「自分はこういう人間だ、
どうしようもないかもしれないけど、
それでなんとかやってきたんだ」
という部分も必要な気がしています。

たしかに難しい世の中です。
でもだからこそ、
若いうちに正直な自分とたくさん出会ってほしい、
失敗もするかもしれない、
でもそれは本当に失敗なのか考えてほしい、
そう思います。

もうすぐGWです。
急に疲れがでるかもしれません。
どうぞお身体お大事になさってくださいね。

<お知らせ>
カウンセリングルームの次回の開室日は
GWの次の週の13日です。
お気軽に予約してください。
お待ちしております。

2011年4月15日金曜日

春です。

みなさん,こんにちは。
一気に暖かくなりましたね。
お元気でしょうか。

わざわざ出かけるまでもなく,
いつもの道にも桜が美しく咲き誇っています。
光のなかをチラチラ舞い落ちる花びらに,
これがいつもと同じ春だったら,
と思わずにはいられません。

毎年変わらずに季節が巡ることが,
いずれ心の安らぎにつながりますように。

さて,学校も無事に開講を迎え,
一週間が過ぎました。
一年生の皆さんは少し慣れてきましたか?
留学生の皆さんはこれからですね。
元気に会いましょうね。待っています。

最初のうちは,色々なことが不安になったり,
張りきりすぎて疲れてしまったり,
いつもと違うことも起きるかもしれません。
カウンセリングルームもお気軽にご利用くださいね。
みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。

2011年4月8日金曜日

ご入学、ご進級おめでとうございます。

みなさん、こんにちは。
桜が満開ですね。
生活カウンセラーの岡本です。
ご入学、ご進級おめでとうございます。

3月11日の大きな地震からもうすぐ一カ月になります。
被災された皆様には心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。

ただでさえ、気持ちを奮い立たせての毎日と思うのに、
昨晩のような大きな余震があると、
また一か月前の不安や恐怖に引き戻されてしまうような
気持ちにもなるかもしれません。
せめて余震だけでも、一日も早くおさまってくれることを
願ってやみません。
被災者の皆さんと比べたら
大きな被害を受けていない私たちでも
震災後、体調を崩している人がたくさんいます。
眠れなかったり、熱をだしたり、
不安や緊張がとれなかったり、
人によって症状は様々です。
これらは決して特別のことではありません。
私たちが弱すぎるからでもありません。

私たちは予想外のことが起きれば
なにかしら反応せざるをえません。
それまで無理をしていたり、
我慢していたりしていたことが、
一気に湧き出てしまうことだって考えられます。

私たちはそんなに強くないし、
そんなにがんばってばかりもいられません。
時には頭を抱えたり、心が折れそうになったり、
少しずつ痛みや悲しみを表にだしながら
毎日を過ごしているのが普通でしょう。

復興には長い長い時間がかかるのと同じように、
私たちの心も時々、長い充電期間を必要とします。
今、自分の心や身体はどんな状態なのか、
時々目を向けてあげてくださいね。

カウンセリングルームは
今年度も毎週金曜日に開室します。
時間が30分後ろにずれて、
12時半~17時半になります。

やる気がでない、寝つきが悪い、友達とうまくいかない、
学校に行く気がしない、なんとなく不安、
など困ったことがあれば、
あるいは、
特になにがあるわけではないのだけど
ほかの人からの視点もちょっとほしい、
など必要があれば、
どうぞお気軽にご利用ください。

ご利用いただけるのは、駿台法律経済専門学校、
駿台電子情報専門学校、駿台外語綜合学院の
生徒さんや保護者の方、先生方です。

カウンセリングは予約制なので
ご希望の方はまずは担任の先生や教務課に
詳細をお尋ねください。
私も来校日は1階の教務課や講師室にいることが多いので
直接声をかけてくださるのもOKです。
みなさんのたくさんの可能性をいつも応援しています。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

2011年3月4日金曜日

桃の節句

昨日は桃の節句でした。
女の子のお祝い、というか
健やかな成長を願うお祭りですね。
みなさんくらいの年齢になると
もうお雛様をだしたり、ちらし寿司食べたりは
あまりしませんか?
私は小さい頃、友達のおうちに大きな雛飾りがあって、
なにやら騒いだ覚えがあります。
今年は、親戚のあかちゃんが女の子なので、
和菓子を食べたりしてお祝いしました。
彼女はまだミルクだから、
大人がおいしいものを頂く口実のようになっていますが、
それはそれでいいのでしょう。

子どもが健康に、安全に成長するように、
という願いは、特定の日だけにされるわけではありません。
でもこうして特別な日を仮につくっておくことで
当たり前のことが忘れられないようになったり、
大人たちも明るい気持ちになれるのが素敵なわけで、
けっして「やらねばならないこと」ではないし、
「やってもらえなかった」と嘆くようなものでもないでしょう。

年中行事や週末のお休みなど、
様々な節目は私たちにいつもとは違う時間を与えてくれます。
色々なことは、少し立ち止まるためのきっかけにすぎません。
突っ走ってばかりいたり、
いつも同じことばかりしていたら、
私たちは当たり前の事にさえ気づけなくなってしまい、
わけもなく哀しくなったり、
空虚感でいっぱいになったりしてしまうかもしれません。
もしかしたら、
「自分って、自分の生き方ってなんなんだろう」
という悩みも、
私たちに立ち止まる機会を与えてくれているのかもしれません。

私たちは常にやり直すチャンスを与えられている、
そう感じられることが健やかな成長であるように
私には思えます。

by 生活カウンセラー

2011年2月18日金曜日

がんばりすぎず、がんばって。

こんにちは。お元気ですか?
一年でもっとも寒い月もあと半分でおしまい。
ようやく春ですね。

さて、テスト期間のみなさん、お疲れ様です。
寝ずにがんばるのも学生らしくていいですが、
睡眠をいれたほうが記憶の定着は良いと
脳科学的に実証されているようなので
効率よく勉強がんばってくださいね。

睡眠と食事という当たり前のことが崩れ始めたら
ちょっと注意が必要です。

おかしな言い方になってしまいますが、
がんばりすぎず、がんばって、
といつも応援しています。

by seikatsu counselor

2011年1月14日金曜日

今年もよろしくお願いいたします。

寒中お見舞い申し上げます。

今年も早くも2週間が過ぎました。
みなさん、お元気でしょうか。

お正月はゆっくりできましたか?
いつもとリズムが変わると体調も崩しやすくなるので
どうぞお大事になさってください。

今年も毎週金曜日12時~17時まで
カウンセリングルームは開室しています。
友達のこと、勉強のこと、身体のこと、など、
ほんのちょっとしたことでもお気軽にご利用ください。

「カウンセリング」というと
なんだか重たい感じがするかもしれませんが、
無理をして回復に時間がかかるよりは、
予防を心がけたほうがベターです。
「風邪かな?」というときに
部屋を暖めたり、早く寝たりするのと同じです。

力をいれすぎず、抜きすぎず、
今年もみなさんが健康な毎日を過ごせますように。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。