2011年7月29日金曜日

わからないこと②

こんにちは。
コースによって日程は少しずつ違うかもしれませんが、
試験も終わって、いよいよ夏休みという方が多いでしょうか。
一年生のみなさんは、
はじめての専門学校での生活はいかがでしたか?

専門学校の勉強はとても大変ですね。
私もよくわかっていなかったので、
みなさんからお話をきくたびにびっくりしますし、
「えらいなー」と思います。

私はみなさんが専門学校を
特に「ここ」を選んだ理由をよく尋ねます。
「近いから」「少人数だから」「資格がとれるから」
「親にすすめられたから」など
ありがちな理由はいくつもあげることができますよね。

ここは小さな専門学校です。
前から知っていた、という人は少ないほうだと思います。
でも、
遠いところから通っている人もいます。
一人暮らしをして通っている人もいます。
大学をでてから入学してきた人もいます。
それはどうしてでしょう。

その理由自体がどうというわけではありません。
ただ、私たちはあらためて理由を問われると
わからないことが多いと思いませんか?

あるいは、私たちは大抵のことを
自分で選択できるような年齢になったのに
自分の意思でなにかをやっている、
と感じることが少ないように感じませんか?

なんのために毎日時間をかけて通っているのだろう、
なんのためにこんな大変な勉強をしているのだろう、
なんのために・・・
とか言い出したらきりなく色々な疑問がでてきそうです。

考えれば考えるほど、
自分のこと、毎日のこと、周りのことなど、
わからないことだらけです。
それはわからなくても構わないことですし、
私たちはそれに対して仮の答えを準備することもできるでしょう。
そして、たとえそれが尋ねられるたびに変わっていく答えだとしても、
それはそれで当たり前のことなのでしょう。

専門学校というのは、
いわゆる「将来」というものが具体的で現実的に
迫ってくる場所のように思います。
資格をとるためには実際に点数をとらければならない、
卒業までの期間も二年しかない、
曖昧なものより確実なものがほしい、
そんなふうに思うときもあると思います。

でも少し考えれば
確かなことよりよくわからないことのほうが多いのが
私たちの日常ではないでしょうか。
私たちはその曖昧さのおかげで、
様々な答えがだせるおかげで、
随分助かっているのではないでしょうか。

前回も似たようなことを書いたのですが、
わからなさを無理になかったことにしないこと、
なんでかなー、なんでだったのかなー、
と考えたり悩んだりし続けること、
それだけで私たちの未来は可能性に開かれていく、
と考えるのは思いこみでしょうか。
それでもやっぱり、そうだったらいいな、
と私は思うのです。

2011年7月8日金曜日

わからないこと。

みなさん、こんにちは。
法律経済専門学校の一年生は
宅建合宿お疲れ様でした。
いよいよ最終日ですね。

仲間と勉強すると、焦りや嫉妬や劣等感など
苦しい気持ちも体験すると思いますが、
それも含めてみなさんの成長につながっていくはずです。

勉強は今後の進学や就職という形で
がんばった成果はみえやすいかもしれません。
でも今のこんな気持ちがこれからどう役に立つのか、
ということは自分にも誰にもわからないことです。
それはとてももどかしくて辛いことかもしれません。

でも、子どもの頃を思い出してみください。
暗闇やお化けは怖くありませんでしたか?
サンタさんをドキドキしながら待ちませんでしたか?
「みるな」といわれるとみたくなりませんでしたか?
そしてそういうことが
今よりずっとワクワクしませんでしたか?

なんでもかんでもわかってしまうのはつまらないことです。
どんなにもがいてもその場では知りえないことを
「知りたい」「わかりたい」と願い続けること、
簡単にあきらめないことが
みんなが先に進むドキドキワクワクになっていくはずです。

そういえば、昨日は七夕でしたね。
織姫と彦星は無事に会えたのでしょうか。
一年に一回しか会えるチャンスがない、
しかも雨が降ったら会えない、
とってもスリリングでロマンチックですね。

制限や片思いが人を育てるように
私たちもわからないことを考え続けられたら
それはきっと未来へつながっていくと思うのです。

いつも応援しています。