2012年12月21日金曜日

力を抜こう。

みなさん,こんにちは。
寒いですね。
手もカピカピであかぎれになっちゃったりするし,
なにもする気がしないし,
とどんどん後ろ向きな気分になっていませんか。
なっている人,わかります。
自分をケアしてあげることは大事だ,
とか偉そうにいう私も
ちょっとクリーム塗れば痛くないのに,
ちょっと動けば暖かくなるのに,
その「ちょっと」がすごく難しく,
ひたすらすさんだ気分で丸くなっていることはよくあります。

でも年をとってきて,
ぎっくり腰などで仕事を休んでしまったり,
震災後,ボランティアにいきたいのに
自分が体調を崩したり,
と「寝れば治る」の身体ではなくなってきたことを
実感しつつあります。

なによりも身体が動かないと
行きたいところに行けないし,
おそろしく疲れるんです。

それでも激しい運動なんかしたくない私は
ダラダラストレッチを始めることにしました。
座っている時もたっているときも
足は地面に,頭は天にむかって
ひっぱりあうように。
ダラダラ寝っ転がっているときも
どこかしらピンと伸ばしてゴロゴロしたり,
満員電車では吊革につかまりながら
肩甲骨をまわす,
とか。

これは効果大!でしたよ。
まず肩こりがなくなりました。
美容師さんに驚かれるほど。

ちょっと,なーんだ,と思いました。
でも自分の身体なのにこんなに意識しないと動かせていない部分が
たくさんあることにも正直驚きました。

私たちは脳もほんの数パーセントしか使っていないといいますけど
身体もそうなんでしょうね。
指をギュッと握ったり,思い切り広げたり,
首をインド舞踊のように横に動かそうとしたり(すごく難しいですよ)
一度グーッと力をいれて伸びをしてから,
ブワーって脱力して,また伸びをして,を繰り返したり,
いつもと違うところにちょっと力をいれては脱力,
を繰り返してみる。
それだけで身体は変わります。
自分で可動域を狭めないこと,
それは身体も心も同じこと。

せっかく寒いから,
あったかグッズにこるのもいいけど,
自分の身体で工夫してみませんか。

手を置く位置とか,目線を向ける位置を変えるだけで
力をいれる場所が全然変わることを実感してくださいね。
鍛えるより鍛えなくてはならないのは力の抜き方です。
暖かい飲み物や食べ物をいただきながら
のんびり冬を楽しみましょう。


2012年11月30日金曜日

紅葉の秋です!


お元気ですか。
すっかり寒くなってきましたが、風邪などひいていませんか?

学生の皆さんは試験に、就職活動に、と大忙しですね。
大変だと思います。

でも、その道すがら絶対出会っている紅葉にお気づきですか?
焦りや不安や緊張で、頭が真っ白になったり、
心に黒いモヤモヤが、
と景色までモノトーンに染まってはいませんか?
秋の果物はもちろん、かえでや薔薇やススキもきれいで楽しいこの季節、
会社や試験会場までの地図や手帳も
紅葉マップ風に彩ってみると少しは和んだりしないでしょうか。
寒さに負けずにどうぞがんばってください!

私は週に一回しか学校にこないせいか、
お茶の水に向かうまでの景色がどんどん特別な装いになっていくことに、
特にお堀沿いの紅葉なんて見事でとてもうれしくなったので、
みなさんとも共有できたらなあ、と思ってこうしています。

都立庭園では紅葉巡りのスタンプラリーなどもやっているようですが、
あえていかなくても、いつもと同じはずの通りも、車窓からの景色も、
旅にきたような感覚に誘ってくれるように感じます。
実際には旅にでる余裕のない今だからこそ、
少し目をあげて歩いてみるのもいいかもしれません。

たぶん、今、みなさんが歩んでいる道もどんどん色を変えていくことでしょう。
行き先の変更を強いられることも行き止まりに出会うこともあるでしょう。
私たちはそれぞれ見え方も感じ方も違うから、
誰もおなじように体験してくれない、
と孤独に苦しむこともあるでしょう。
でも、変わるのは周りだけではありません。
みなさん自身にも変わっていく力は備わっています。
その力をどのように使っていくのか、
そこがまたあらたな考えどころですが、
「季節はきちんと巡っている」ということは
「自分は(いろいろありつつも)きちんと進んでいる」
ということだと思いませんか?
 
これから厳しい冬に向かいますが、
泣いたり笑ったり色々しながらがんばりましょうね。
応援しています。

 

2012年8月10日金曜日

晩夏

まだまだ暑いですが、立秋を過ぎると
確実に空は秋めいてきますね。
暦を名づけた人ってすごいですね。
どうやって決めたのでしょう。
自然の恵みを受けつつ、
その脅威に脅かされつつ、
雲の流れや空の色や風の冷たさなどなど
いつも自然の顔色をうかがっていたら
変わり目を自然につかむことができたのかもしれません。

学生たちをみてても
「あれ?なんか変わった」と思うことがありますが、
どうしてでしょうね。
人は急には変われないのに
いつのまにか変わることならできるんですね。

だから地道にやりましょうか。地道に。
急いで目の前のものも見逃すよりは
見えるものをしっかり見ながら。
ちらっと見えたものに時々ひっぱられて
道に迷ったりしながら。
自分の目や耳やすべての感覚を開いて
自分の足で歩けたらいいなと思います。
そうこうしているうちに
「あれ?なんか変わった」とか言われるかもしれない。
そうやって自分の変化に気づいてくれる人に
会えるかもしれない。
それが未来への希望になる気がするのです。

さてさて、
そうこうしているうちにまた次の季節がやってきます。

カウンセリングルームは8月17日、24日、31日はお休みです。
また9月にお会いしましょう。
どうぞよい夏を!



2012年8月3日金曜日

夏休み。

さあ、夏休みです!
といいたいところですが、
今日もがんばって授業をうけているみんなには
「関係ないし」みたいな感じでしょうか。
勉強、大変ですよね・・・。

でも学校はいつもよりひっそりだし、
みんなの活気がない分、少しひんやりだし、
勉強には悪くない雰囲気ですよね?

学校って、みんながいないと
本当にシーン、ヒンヤリーとしますね。
不思議です。
「うるさい!」とか注意したくなるときもあるのに、
みんなの声がないならないで寂しい。

いつも当たり前にあるものの意味は
なくならないとわからないものですね。

いちいち特別じゃないから「日常」。
日常があるから「特別」がある。

そしてここ教務課には、
今さっき卒業生がきてくれました。
この特別感!
たくさんいる学生のひとりだったみんなも
それぞれ旅立ち、それぞれの道でがんばっていて、
そしてこうして成長した姿をみせてくれる。
とても嬉しいですね。
先生たちもみんな嬉しそうで楽しいです。

地道にがんばりましょうね。
きっとそんな当たり前のひとつひとつが
こうした特別につながっていくのですから。

今日の明るい陽射しのような笑い声を浴びながら。。

みなさんも素敵な夏を!

※カウンセリングルームは来週10日は開室します。
17日24日31日はお休みです。
どうぞお気軽に予約してくださいね。

2012年7月6日金曜日

知っているはずのこと。

みなさん、こんにちは。
梅雨の晴れ間を喜んだり、突然の雨に困ったり、
お天気と連動して心模様も様々でしょうか。

今年度にはいって三ヶ月、
そろそろ疲れがピークという方もいるかもしれません。

専門学校の勉強はこれまでとはかなり質が異なるように思います。
もちろん勉強の仕方や基礎的な学力はそれまでに培われてきたものが
力になってくれるに違いありません。
でも、その内容はこれまでの勉強と連続性を見出すのが
少し大変なのではないでしょうか。

まるで知らない土地で迷子になってしまったような、
山道と知らずにサンダルできてしまったような、
なんとも心もとない気持ちで、
黒板に書かれる言葉たちを眺めている人もいるのではないでしょうか。

文字としては知っているのに、
きいたこともみたこともない言葉たち。
そしてそれらが普通に使われている社会があること、
自分は本当にそこを目指しているのだろうか、
そこで働くようになることができるのだろうか、
周りのみんながしている質問の意味すらわからない、
などなど、勉強に対する不安は決して小さくありません。

人間関係も同じですよね。
いくら母国語が同じだからって、
初対面の相手とすぐに仲良くなるのは難しいし、
ましてや理解するなんてとんでもない。
でもいつのまにか、数は少なかったとしても、
とても親密じゃないにしても、
みんなはひとりっきりじゃないはずです。

勉強だって、
まだ小さかったから忘れてしまったかもしれませんが、
幼稚園のとき、小学校のとき、
はじめて触れる学習の世界に
こんな不安はすでに経験ずみなはずです。
ヨーク思い出してみてください。

みんなはここにくるまでに、
もっともっと何も知らない状態から何かを知り、
それを基盤に次へ進み、また壁にぶつかり、
知らないうちにそれも乗り越え、という繰り返しをしてきているはずです。
だから今ここにいます。
そして、社会人になるときにもきっと同じ体験をします。

今の不安はすでに知っている不安で、
これかも出会う不安で、
まったく知らないものから
少しずつ「知っている」ものに変わっていきます。

だから心配いりません。
心配でしょうけど、
そこには「あっ、このかんじ知ってるかも」
という感覚が必ず含まれるはずです。
その感覚がみんなの武器です。
いつのまにか困難を越えてきた証です。
まったくゼロということはありません。

希望というのも決して根拠ないものではなく、
みんなが歩いてきたところに
きちんとくっついてきています。
だから大丈夫。
歩むペースは違っても、少しずついきましょう。

もうすぐ夏休み。
疲れた心身を整えて、
知っているはずのものを知らないものにして
嘆くことなく、またゆっくりはじめましょう。

いつも応援しています。
体調にも気をつけてお過ごしくださいね。

2012年6月22日金曜日

梅雨

こんにちは。梅雨は梅雨らしく雨の毎日ですね。
台風はちょっと季節外れでしたが
みなさん、大丈夫でしたか?

そして昨日は夏至でした。
夏の始まりを告げる日から
昼間の時間は短くなっていくんですよね。
不思議です。

私はこの夏至が苦手です。
冬が近づいてきてしまう気がして
切なくなってしまいます。

なんにせよ季節があるってすばらしいな、
いつも思います。
女の子だったらこの時期、肌や髪の調子が気になったりすることでしょう。
季節と自分がいつもいつのまにか連動していること。
自分に対して自然に目をむけさせてくれるのが
人ではなくて自然だというのもなにげなくて素敵です。

せっかくの雨の季節。
普段はみえにくかったり、感じにくかったりする感覚と
出会えるとよいですね。

カウンセリングルームは毎週金曜日に開室しています。
どうぞお気軽にご利用ください。
ではー。

2012年4月20日金曜日

新年度

桜も無事に花を終え、草の香りがする季節になりました。
お元気ですか?

新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
在校生のみなさん、進級やステップアップおめでとうございます。

色々なことが特別だった昨年のこの時期と比べると
とても静かに新しい年度を迎えられたような気がしますが、
みなさんはどうでしょうか。

わたしは先月、福島の被災地へいってきました。
被災地ではいまだに仮設住宅での
困難な暮らしを強いられていますが、
みなさん、明るくユーモアをもって迎えてくださり、
とても楽しく意義深い時間を過ごさせていただきました。

今回の震災は、時間がたてばたつほど
様々な問題が明らかになり、
「時間が解決してくれる」と簡単にいうことができません。

でも、被災地のみなさんの笑顔やユーモア、
たくましさ、そして悲しみや苦しみが
私たちの心を揺さぶり、
なにが大切かを問いかけてくれるように
「出会える」というだけで
私たちは先に進むきっかけを得ることができます。

私たちが、この大きいとはいえない専門学校で
こうして新たに出会ったり、再び出会ったりできたのも
きっとなにかの縁なのでしょう。

「袖触れ合うも他生の縁」ということばもあります。
私たちはみたくないこともやりたくないことも
感じたくないこともたくさんたくさん体験しますが、
そんな危機を超えるための出会いも
未来にはたくさん待っているはずです。

なにが起きるかわからない、
という出来事を私たちはすでに体験しました。
それは悲しいことばかりではありません。
新たな可能性と出会うチャンスでもあるはずです。

今年度もみなさんと、
みなさんの可能性と出会えることを楽しみにしています。
ついでに自分のにも。

☆今年度もカウンセリングルームは金曜日の開室です。
12時半~17時半の間で、予約制となっています。
詳細は法律経済専門学校1階教務までお問い合わせください。
どうぞお気軽にご利用ください。







2012年3月9日金曜日

卒業。

来週は卒業式です。
いよいよですね・・・。

卒業するみなさん、
みなさんにとって、ここでの学生生活はどんなものでしたか?

何年か経って、
何かにつまづいたり、誰かと喜びをわかちあいたいとき、
ここでの時間はみなさんにとってどんなものとして語られるのかしら、

とたまに考えます。

本当は大学に行きたかったけど・・・、
とりあえず資格がとれるから・・・、
入学したての頃のみなさんは、
この学校をそんなふうに位置づけていたかもしれません。

でも今なら多分、もっと違う風に、
もっと具体的に、誰とどのように出会い、
どんな楽しみがあって、こんなことに傷ついて、
でもこうやって乗り越えて、
これからはこんなことをしたいんだ、
ということを語ってくれるように思います。

そして数年後は?
多分もうそんな風には語らないでしょう。
「そんなことあったっけ?」
「変わらないねー」
などなど、
大人になったみなさんは
もっと遠くから今ここでの時間を眺めることでしょう。

当たり前のことですね。
でもどうしても旅立つみなさんを見送ることは
感傷的になってしまいます。
しかも私は卒業式にでられない・・・。
さびしいです。

でも一足早く
ご卒業おめでとうございます。
いつも応援しています。

と、いつも普通のことしか言えないけど。
みんなの未来をこのささやかな今が支えてくれますように。


2012年2月17日金曜日

もうすぐ。

近所の公園で梅が咲き始めました。
色々なところで梅まつりが始まっていて
まだかな、まだかな、
とお散歩がてらでかけていたのですが
ようやくです。
梅を待つことは春を待つこと。
先日はうぐいすにも会えて
いよいよ春、とウキウキしてしまいました。

梅は桜より小さいのに、
ずっとしっかりした感じがします。
一年で一番寒い時期に
きちんと春を知らせてくれるお花だから
たくましいのかしら。
実もしっかりしていますもんね。

そして先日はバレンタインデーでしたね。
こちらも寒い時期にぴったりの
ほっこりイベントですねー。
一応女子ですが、今年もたくさんいただいちゃいました。
とっても嬉しいし、かわいいのが多くてびっくり。
連日、チョコ三昧でうれしおいしですが危険です。

みなさんはバレンタインデーで
ドキドキがたくさんだったのでしょうか。
もしかしたらちょっぴりショックだった方も?
うーん。若いうちは失敗が大事。
とくに恋に関しては。

みんなが最大限魅力を発揮できる人と
これから出会っていけますように。

今年度もあと少し、
春はすぐそこ。元気に過ごしてくださいね。

2012年2月10日金曜日

もうすぐ一年。

最近、また地震が多いですね。
あと一カ月で震災から一年になります。

みなさんは「命日反応」「記念日反応」という言葉をご存知ですか?
毎年「あの日」というような日が近くなってくると
体調を崩したり、気持ちが重くなったり、
身体や心がなんらかの不調を起こすことをそう呼んでいます。

これ自体は病気とかではなく、自然な反応です。

「あのとき」「あの日」に襲ってきた強い気持ち。
なにかを考えようとする自分もいるのに
どうして、という疑問しかうかんでこなかったり、
頭が真っ白になってしまったり、
落ち着いているのに言葉がでてこなかったり、
私たちの頭や身体はバラバラと様々な反応をします。

私も今こうして昨年の震災の日のことを考えると
なんだか重たいようなぼんやりした気持になります。
そしてなぜか思い出すのは、
人の表情とか声とか寒さとか、
当日の状況そのものの断片的な繰り返しで、
そこから先になにか考えをすすめて、
ここでみなさんの役に立つような何かを書くことなんて
とてもできないという気持ちになります。
大きな被害も受けず、みんなといられた私でさえ。

身体の記憶とはそういうものなのでしょう。
無理をしない、それが最優先なときは意外と多いものです。

季節がいつのまにか変わるように
私たちも様々な体験と調和していけますように。
少しずつ少しずつ身体と心と言葉が一致していきますように。

インフルエンザもはやっています。
自分のケアを忘れないようにしてくださいね。
またお会いしましょう。



2012年1月27日金曜日

自分らしく。

こんにちは。いいお天気!
春に向かう冬空はとてもすっきりしています。

少し早いかもしれませんが
もうすぐ卒業シーズンですね・・・。

カウンセラーとして直接お話ししていなくても
学生のことは結構みているわけで、
「おおきくなったなあ」とか思うわけです。

不思議ですよね。
みなさんの年齢だから目立って背が大きくなるとか
そんなはずはないのに、
昨年のみんな、始まりの頃のみんなとは全然違う、
大きくなったみなさんがいるのですから。

先生方ととか、受付で話しているみなさんも全然違います。
話し方や態度が大きく変わったわけでもないのに
どうしてでしょう。

でもやっぱり変わったかな。
初めの頃のみなさんは、
総じてテンションが高いというか、
少しの「間」にもすっとしゃべっていたり、
明るいのに緊張が高いという印象をうけました。

あるいは妙によそよそしかったり、かたかったり、
伏し目がちだったり、どことなくギクシャクして、
ちょっと心配になってしまうこともありました。

でも今はみていてそんな心配な気持ちにならないのです。
「大きくなったな」「立派になったな」「おとなになったな」
と思うほうがずっと多いのです。


多分以前は、みんな結構無理をして
がんばって、私たちの前に現れていたのではないでしょうか。

自分が自分らしくいることはとても難しいことです。
相手によって、場所によって、体調によって、天気によって、
私たちは次々と変化を強いられます。
そのなかで「自分」を保つことはとても難しい。
だったらそれを隠して、その場にあわせていくほうが
楽かもしれない、
そしてそのほうが「適応的」なのかもしません。

最初の頃のみんなの努力はそういうものだったのかもしれません。
でも私には、今のみなさんのほうがずっと魅力的に思います。
最近は、戸惑ったり、緊張したり、甘えたり、
みんなが自然に自分の気持ちをだせているような気がして、
「こういう声だったんだ」とか「こういう表情もするんだ」
と思わされるたびに、私は嬉しくなります。

そして、そんなみんなももう卒業なんだ、
と思うと少し寂しくなります。

「変わったな」と思う頃がお別れ時、
というのはいろんな場合でそうなのでしょう。

だから、大きくなったみんなを
「がんばって」と送り出してあげなければいけないのでしょう。
「これから大丈夫かな」と思うのは
きっと私が別れがたいせいなんだな、
と今は思ったりもします。

子どもの頃、大きなお世話だった
大人のお世話を私もするようになったみたいです。

卒業まであと2カ月、
みなさんがこの学校でえたものが
こころやからだに根付く時間になりますように。
きっと今がみんなのこれからを助けてくれると思っています。

いつも応援しています。

2012年1月20日金曜日

雪。

初雪です。
クリスマス頃にも少し降ったところもありましたよね。
桜と同じで観測地点があるのかな。

雪国はすでにたくさんの技を駆使した冬生活が送られていると思います。
仮設住宅にお住まいの皆さんも
少しでも暖かい生活ができていることを願います。

東京は全く雪に慣れていないので
交通機関はすぐに止まったり遅れたりしてしまいます。
でもそれは電車が、あるいは車掌さんが雪に慣れていないから、
(そんな理由はちょっと変です)ではなく、
私たちが「雪なんだから支障がでるのは当たり前」
という考え方に慣れていないせいではないかと思います。

雪だから滑るのは当たり前、転ぶのは当たり前、
注意するのは当たり前。
遅れるのも止まるのも当たり前。

こころも同じです。
何かあればうんざりしたり、どんよりしたり、
ドキドキしたり、ワクワクしたり。
それによって歩いたり話したり考えたりするスピードだって変わります。

変わるのが普通ですよね。
普通に考えれば。

とかいってると「普通」ってなんだ、
ということになってきます。

病気にかかった人から
「自分がなるとは思わなかった」
という声をきくことがよくあります。

たしかに「病気」というからには
「普通」とは少し違います。

でも人は誰でも病気になります。
少なくともなるかならないかの予測は誰にもできませんよね。

私たちはいわゆる「普通」というラインをなんとなく定めながら
普通じゃないこと、変わること、
を少し怖がったり、不安に思ったりしながら
毎日を過ごしているのかもしれません。

変化に寛容であること。
自分にも相手にもまだ知らない部分があることを認めてあげること。

そうしたら空模様も人間模様も
少し違う形や色合いにみえてくるかもしれません。
もちろん自分のことも。

今年もまだ知らないたくさんのみんなや私に
出会いたいな、と思っています。

焦らずのんびりまいりましょう。

2012年1月13日金曜日

今年もよろしくお願いいたします。

新しい年がはじまりました。
年末年始はどうされていましたか?

お正月のお休みというのは特別な感じがしませんか?
今の時代、家族が全員いるのが当たり前な日、
って少ないですよね。
しかも普段まったく会わないけど「親戚」という人に会ったり、
なんだか不思議で面白いものだと思います。

私たちのルーツは一体どこにあるのでしょう。

顔が似てる?性格が似てる?
私のはじまりはどこでしょう。

なんて考えるのも一年のはじまりだからかな。

前にも書いたけど、時間に区切りがあるのは悪くないな、
と思います。
立ち止まる、いつもそんな瞬間がとっても大切なように思います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

☆カウンセリングルームは金曜日12時半~17時半まであいています。
お気軽にどうぞ。詳しくは教務課にお尋ねくださいね。