2011年3月4日金曜日

桃の節句

昨日は桃の節句でした。
女の子のお祝い、というか
健やかな成長を願うお祭りですね。
みなさんくらいの年齢になると
もうお雛様をだしたり、ちらし寿司食べたりは
あまりしませんか?
私は小さい頃、友達のおうちに大きな雛飾りがあって、
なにやら騒いだ覚えがあります。
今年は、親戚のあかちゃんが女の子なので、
和菓子を食べたりしてお祝いしました。
彼女はまだミルクだから、
大人がおいしいものを頂く口実のようになっていますが、
それはそれでいいのでしょう。

子どもが健康に、安全に成長するように、
という願いは、特定の日だけにされるわけではありません。
でもこうして特別な日を仮につくっておくことで
当たり前のことが忘れられないようになったり、
大人たちも明るい気持ちになれるのが素敵なわけで、
けっして「やらねばならないこと」ではないし、
「やってもらえなかった」と嘆くようなものでもないでしょう。

年中行事や週末のお休みなど、
様々な節目は私たちにいつもとは違う時間を与えてくれます。
色々なことは、少し立ち止まるためのきっかけにすぎません。
突っ走ってばかりいたり、
いつも同じことばかりしていたら、
私たちは当たり前の事にさえ気づけなくなってしまい、
わけもなく哀しくなったり、
空虚感でいっぱいになったりしてしまうかもしれません。
もしかしたら、
「自分って、自分の生き方ってなんなんだろう」
という悩みも、
私たちに立ち止まる機会を与えてくれているのかもしれません。

私たちは常にやり直すチャンスを与えられている、
そう感じられることが健やかな成長であるように
私には思えます。

by 生活カウンセラー