2011年4月22日金曜日

若者たちへ。

「自分は今まで楽な道ばかり選んできた」
「逃げてばかりの人生だった」
「ひとりよがりだった」「迷惑ばかりかけてきた」
などなど。

若い皆さんがこれまでを、そしてこれからを
語るときによく使う言葉だと思います。

若いのに自分に厳しくてエライな、と思います。
その反面、「若いのにそんなこといって・・・」
と思ったりもします。
「若いのに」というのはおばさんの悪い癖ですね。

でも、実際、みなさんは若者です。
社会人を経て入ってきた皆さんであっても、
これから人生をはじめよう、
という気合の入った若者たちです。

私は思います。
まだ反省などしなくていいじゃないか、と。
「逃げるな」と言われるでしょう。
「柔軟になれ」と言われるでしょう。
私もそう言ったり思ったりするときもあります。

でもやっぱりどこかで
「逃げたっていいじゃん」
「とんがってて何が悪い」
と思ったりもします。

私たちはいずれ、
どうしようもなく逃げ場をなくすときがきます。
自分を変えざるをえない瞬間が訪れます。

だからまだ、
スタート地点に立ってまもないこの時期に、
簡単に反省したり、
簡単に変わろうと宣言するのではなく、
「自分はこういう人間だ、
どうしようもないかもしれないけど、
それでなんとかやってきたんだ」
という部分も必要な気がしています。

たしかに難しい世の中です。
でもだからこそ、
若いうちに正直な自分とたくさん出会ってほしい、
失敗もするかもしれない、
でもそれは本当に失敗なのか考えてほしい、
そう思います。

もうすぐGWです。
急に疲れがでるかもしれません。
どうぞお身体お大事になさってくださいね。

<お知らせ>
カウンセリングルームの次回の開室日は
GWの次の週の13日です。
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